他の断熱材との比較

断熱材は熱伝導率の数値だけではわかりません。
壁内結露や性能劣化などの心配がなく、快適な環境が持続できるかも重要な要素です。
アイシネンは長期に渡って安心できる断熱材です。

断熱材比較項目

グラスウール

セルロース

ウレタンフォーム

アイシネンLDフォーム

空気を通さない(※1) × ×
水を吸わない(※2) × ×
ほとんどの建材に密着 × ×
VOCの発生が低い
収縮、剥離しにくい
床や屋根面に施工容易
生涯保証書の発行 × × ×
湿気が吸着しにくい
隙間ができにくい
経年劣化しにくい
吸音しやすい

上記評価はアイシネン独自の判断によるものです。

  • 空気透過量は米国ASTM基準値以下。フォーム内の空気はほとんど透過・移動しません。
  • 吸水率は米国ASTM試験値で5%以下。極めて吸水しにくいフォーム材です。

快適さは空気のコントロールから

冬の室内から逃げ出す熱と夏に外から入り込む熱のイメージ画像

屋根裏・壁内・床下などに断熱層が無く、また気密性が低い場合、夏場は室内に熱が伝わりやすく、冬場は逆に熱が逃げやすくなります。
冷暖房はこの「熱損失」に大きく左右されます。

快適な家は熱の移動(貫流)が少ない

イメージ画像

温かい物も冷たい物も、常に周囲の温度と一定になろうとするため、温度差のある物体間では「熱の移動」が起こります。それは室内の空気でも同じこと。
内外の温度差によって生じる「漏気」による熱移動(貫流)が激しいと、室内で快適な温度は保てません。
快適な住空間をつくるポイントは、確かな断熱によって「熱の移動」を抑えることにあります。

ピンポン球が浮かばないのはアイシネンフォームだけ(写真参照)

左からセルロース、アイシネン、ファイバーグラスの順に並んだ断熱材(熱抵抗値はすべて2:3)がどの程度空気を通すのか、下側から送風機で風を送る実験。
アイシネンフォームの気密性の高さが歴然です。

断熱と同時に気密が大切

建物にほんの少しの隙間があれば「漏気」が生じ、冬の寒さ・夏の暑さに悩まされることになります。
断熱材を入れたとしても、気密性が保持されるかどうかはまた別の問題で、断熱材によってはもともと空隙(くうげき)があったり、衝撃で隙間ができたものがあり、内部結露を起こす場合があります。

この内部結露はカビの発生原因になるなど、建物に悪影響を及ぼします。
「断熱性」を選ぶ時は、「気密性」についても考慮することが大切です。
一つの材料で気密と断熱が同時に確保できるアイシネンフォームは、断熱材の理想に適(かな)うものといえるでしょう。

断熱と同時に気密が大切

アイシネンなら、吹き付け後、数秒で膨らむミクロのフォーム(泡)が構造上生じるわずかな隙間も埋め、高い気密性と断熱性を実現します。

断熱材の種類

繊維系綿状断熱材

繊維系綿状断熱材

グラスウールに代表される、綿のような繊維系の断熱材。

安価なため広く普及していますが、ミクロレベルで見ると、その内部は繊維が絡み合っているのみです。空気を通す構造のため、暖められたり冷やされた空気が起こす対流を防ぐことができません。その結果、水分を含んだ空気が壁内部や繊維表面の冷たい箇所に接して、結露が発生するリスクがあります。

建物全体の漏気による熱損失は30~40%と言われていますが、これまであまり議論されていませんでした。
コンセントの周囲などわずかな隙間からの漏気が、繊維系断熱材では内部で結露に結びつく可能性が指摘されています。

繊維系綿状断熱材

発泡ボード断熱材

ウレタンやポリスチレン、フェノール樹脂を用いた断熱材。

板状に成型済みのため取扱いが容易で、施工のコストも抑えられます。繊維系断熱材に比べて素材内部での空気移動は起こりにくいものの、コンセントや配管周りなど構造が複雑な部分では隙間なく施工することが困難です。

隙間付近では漏気により断熱効果が低下し、同時に結露のリスクが増大します。

繊維系綿状断熱材

現場発泡吹き付け断熱材 アイシネン

発泡素材をスプレー機械を使って隅々まで吹きつける断熱材。

構造の複雑な部分にも隙間無く施工され、きめ細かな無数の気泡からなるフォームにより、漏気をシャットアウト。高い断熱性能の持続を可能にします。